2009-07-01

繭の中の天蚕

今回は、作りかけの繭から見える天蚕の紹介です。

繭の中の天蚕

この天蚕が作っている繭は、縦が4.5cm、横が2.5cm くらいです。
上の写真は、天蚕が体を器用に曲げて繭の中に入っている様子を映したものです。
後数時間すると、天蚕が繭の中で糸を出して姿が隠れてしまうので、密かに珍しい光景かもしれません。
流石に、繭の作り始めの様子を写真や動画にするのは難しいですが・・・。

↓は、以前紹介した足が1本足りない天蚕です。

そろそろ繭を作る頃

体の長さは約7cmです。
先ほど紹介した繭の中にいる天蚕もこのくらいの大きさだと思われます・・・。


最後はオマケです。
↓は天蚕が脱皮をした際にとれてしまった脱皮前の頭です。

脱皮前の頭

ちょっと不気味・・・?

3 件のコメント:

はるちゃん さんのコメント...

娘は小学4年です。
去年6月 近くの探検の殿堂 と言うところから 普通の蚕の幼虫3匹を頂き、観察していました。
それが繭になり、成虫になり、たまごを産み、また幼虫、さなぎ、成虫......と夏休み最終まで観察しましたが、増やす事を禁止されていたので ここで終了としました。
この観察をまとめて、自由研究として学校に提出したところ、学校代表に選ばれ、市の大会で選ばれ、県大会に参加しました。
それで今年も引き続き研究してみたいと言うので数日前 蚕の成虫を頂いてきました。
ところが そのときに見た天蚕のまゆの美しさにびっくり。
今年は天蚕の研究を!!!と思ったのですが、近くの林など たびたび探すのですが、どうしてもみつかりません。何かヒントをいただけないですか?
長野の天蚕センターや群馬蚕糸技術センターにも連絡してみましたが、たまごも成虫も分けられませんと言われたのです。
天蚕を手に入れて研究してみる 何かよい手立てはないでしょうか?

前橋市市民活動支援センター さんのコメント...

はるちゃん さんへ

コメントありがとうございます。
今年の蚕飼育担当スタッフの木村と申します。
お嬢様がお蚕の研究を熱心にされているとのこと、すばらしいですね!感心いたしました。

さて、ご相談の件についてです。
私たちがいつもお世話になっている、群馬県蚕糸技術センターの伊藤さんに、天蚕の入手方法について相談してみました。
蚕糸技術センターは、公共機関以外には原則、天蚕の頒布はしていないそうですが、もし、はるちゃんさんのお嬢様が「どうしても飼ってみたい、飼育方法を勉強してきちんと飼う熱意がある」ということであれば、少量なら分けてくださるそうです!
ただ、今から飼うとすると、えさとなるクヌギの木が大きく成長していて、卵からかえったばかりの小さい蚕が食べるやわらかい新芽が手に入らないので、卵からの飼育は少し難しいかもしれません。
ご興味がおありでしたら、群馬県蚕糸技術センター・蚕糸研究係の伊藤さん(027-251-5142)まで連絡してみてくださいね。

白いお蚕さまも含めて、お嬢様の研究が実り多いものとなるよう、お祈りしています。
お互い、お蚕さまを大切に育てていきましょう!

はるちゃん さんのコメント...

天蚕の飼育の件 ご指導や連絡などありがとうございます。
明日にでも連絡をしてみたいと思います。また、駒ヶ根にシルクミュージアムって言う施設があると言う事ですので、こちらも訪ねて蚕さんの勉強をしてこようと思います。