2010-10-25

パネル展自主企画イベントレポート


10月23日(土)、PePo交流スペースにて、NPO法人国際比較文化研究所の太田所長による「お話しのストリート・ライブ」が開催されました。
タイトルは、「春樹と真知子のすれ違い―多文化共生の基礎を考える―」です。

「春樹と真知子」…ブログをご覧のみなさんはご存知でしょうか??

有名なラジオドラマ『君の名は』の春樹と真知子のすれ違いのように、他文化との交流も最初に出会った時にしっかり気持ちが通じ合わないと、すれ違いになってしまうようです。
日本人は握手する時、つい目をそらしてお辞儀をしてしまいがちだけれど、それでは外国の人には誠意が伝わらない。相手と目を合わせて、しっかり手を握ること。そんな握手の作法のお話から、太田さんの“ストリート・ライブ”が始まりました。



さまざまなトピックから参加者のみなさんが聞きたいものをリクエストし、太田さんがトピックに沿ったお話をされるという形式で、トーク・ライブは進行。お話の一部を紹介すると…


戦死した人の「遺骨収集団」を送るのは日本だけ
→何をもって人の死とするかが国によって違う。遺骨をお墓に埋葬することで弔う日本の文化と、戦死した場所で弔う他の文化との違いがある。

インドネシアは「トイレ先進国」
→ウォシュレットが誕生するずっと前から水で洗う文化があるインドネシア。一方、紙で拭く日本。インドネシア人も日本人も相手の国の文化には抵抗があるけれど、それぞれの文化を尊重したうえで、自分の文化を理解してもらうことが大事。

「いただきます」にあたる英語はない
→アメリカに留学した時、「いただきます」を英語でどう言ったらいいのかわからなくて戸惑った。「いただきます」を言わなければいけないとか、このやり方で食べなければならないとか、「こうすべき、こうあるべき」というマナーにしばられていた。
ホームステイ先のアメリカのお母さんが、「どんな食べ方をしてもいいよ。どんな食べ方でもかならずどこかの国のマナーに合っているから」と声をかけてくれたことに、救われた。「こうあるべき」というマナーから解放された。

どこまで近寄っていいの?
→それぞれの文化で「ここまで近寄っても大丈夫」というボディーゾーンが違う。大抵日本人より欧米の人のボディーゾーンのほうが広いので、ボディーゾーンを超えて近寄ってしまうと、不快感を与えたり誤解を招いたりする。日本人の若い女性がアメリカで道を尋ねるときは、微笑みながら相手のボディーゾーンに入ってしまうと好意があると誤解され、危険な目にあうことも!注意しよう。

「日本帰りの日本嫌い」をつくらないために!
日本に来た留学生が日本を嫌いになって帰っていくことがある。アメリカに行った留学生がアメリカを嫌いになって帰ってくることも。日本へ来た留学生にはぜひ日本人の友達をつくってもらいたい。友達がいればその国は「外国」ではなくなる。多文化共生には他の文化を持つ友達を増やし、他の国に親近感をもつことが大事ではないか。



どのお話も、太田さんのユーモアたっぷりの語り口と外国での長い経験で得た深い見識によって、目からウロコの発見があり、とても面白いものでした。“ストリート・ライブ”だけあって、途中退場もOKという設定でしたが、みなさん最後までお話にひきこまれていました。

PePoにも外国の方がいらっしゃることがありますが、ぜひ日本好きになってもらうべく、良い交流をもっていきたいなと思いました。
(Y)

まち歩き探訪~絹道への想い~

10月23日(土)まち歩き探訪~絹道への想い~を実施しました。登録団体の前橋観光ボランティア会の千木良代表の案内のもと、古の前橋を偲んで歩き始めました。




日本で最初の機械製糸場跡の石碑です。現国道17号、昔の堅町道りは行き止まりになっていて、その突き当たりの「十丁」という油屋の家を借りて試験的に操糸場を開設したそうです。ここが機械製糸場の出発点です!!





才川町通りを北に進むと、旧安田銀行担保倉庫が見えてきます。140坪の倉庫の大きさは日本一で、イギリス積みの煉瓦倉庫は、一年中25度に保たれ、現在も使われています。




繭の乾燥場の跡です。製糸工場に納品する前に繭を高温で処理をするこの施設と多くの工場とを、繭商人たちは出入りしていたそうです。




上毛倉庫跡。現在はクラシードというスーパーマーケットになっています。スーパーの一角に倉庫のレプリカがありますので、出かけたおりには、一度ご覧になってみてください。




交水社、交水堰跡。交水社は、前橋を代表する製糸会社であり、一時は5000人もの従業員がおり、絹の橋を渡り女工さんたちが出かけるので、前橋の街は賑わいを見せていたようです。

春に南コース、今回が北コースのまち歩きでした。秋晴れの中、参加者の皆様は「絹の道」の話を真剣なまなざしで聞きながら歩きました。大変お疲れさまでした。前橋観光ボランティア会の千木良代表ありがとうございました。(K)

2010-10-22

登録団体定期活動レポート パートⅣ

PePoでは定期的に登録団体主催による多様な教室、講座、イベントが開催されています。
主催者の皆様が直接活動の内容をお知らせしていただく場を設けました。
シリーズで10回ほど予定しています。どうかお楽しみに!
4回目は アネモネの会の『英会話教室』です。PePoホームページの「イベントなび」でもご紹介しています。

☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆


“Good evening.”
“Good evening. How are you?”
毎週土曜日、アネモネの会主催の英会話教室での始まりの挨拶です。
本教室の始まりは、前橋中心商店街で商売をしているおかみさん達の、
「来店くださる外国人のお客様と英語で接客できるようになりたい」
という希望から始まったスキルアップの教室です。
回数を重ねるごとに
英会話に興味がある!
海外旅行に行く予定がある!
海外からの旅行者と街角で話せたら楽しいかも!
ちょっと英語が話せたらかっこいいよね!
などと、様々な面で「英語」に興味を持っていただき、現在では、基礎をしっかり身につけ流暢な英話を話せるようになりたいという共通の目的以外にも、参加者皆さんそれぞれに目標をもって毎週学習されているようです。

現在は50代~70代の方たちが4名、この8月から教科書を新たにし(参加者の方々の希望によりレベルは変えずに)、そして意気込みも新たに、 “What’s your phone number?” “It’s ….” と英会話を楽しんでいます。
アットホームな雰囲気で、スローペースでやっています。参加希望の方、いつでも歓迎です。
興味のある方は一度見学にいらして下さい。お待ちしています。

毎週土曜日 18:00~19:00 (クラスA)
         19:30~20:30 (クラスB)
参加費: 一回1,000円
連絡先: 090-8685-7266 (石田洋子)

2010-10-20

パネル展自主企画イベントレポート

10月17日に中央地区地域づくり協議会の昔遊び体験が交流スペースで行われました。隣の中央公民館ホールでは、地域の皆様が発表、発信、交流する場所として「中央地区元気フェスティバル」が開催され、同時企画としてのイベントです。




おはじき、ビー玉、お手玉、剣玉など、昔のおもちゃを手にすると大人も子どもも真剣に遊んでしまいます。知らない者同士でもすぐに遊べ、仲間になれるところがいいですね。




きらきら光るビー玉、おはじき。少女のころの宝物でした。なつかし~♪





輪投げで遊ぶ親子さん。ペットボトルにアクリル絵の具をいれたエコな「的」にみごと的中!!上達が早い!!





独楽回しに夢中になるお父さん、9歳の女の子も上手に回していました。童心に還る大人、初めて体験する昔の遊びに夢中になる子どもたち。楽しい時空間をくださった、中央地区地域づくり協議会の皆様ありがとうございました。
(K)

2010-10-18

PePo登録団体からのお知らせ

PePo登録団体「前橋市国際交流協会」さんからのお知らせです。



【韓国外交通商部派遣大学生のホームステイ受入家庭募集】

(財)日韓文化交流基金の依頼により、韓国大学生訪日研修団員のホームステイを受け入れることになりました。
日本と韓国の国際親善にご協力いただけませんか。


来橋期間:平成22年11月27日(土)午後~平成22年11月29日(月)朝まで  《2泊3日》
ホームステイ希望人数:28人
1家庭1人もしくは2人の受入をお願いたします。

※団員のほとんどがハングルのほか英語での交流が可能です。

ホームステイの受け入れに興味のある方、受け入れにご協力いただける方は前橋市国際交流協会事務局までご連絡ください。
多くのボランティアの皆様のご協力をお待ちいたしております。

申込み・問合せ先:
前橋市国際交流協会
〒371-0023 群馬県前橋市本町1丁目5-2 前橋市職員研修会館1階
TEL/FAX 027-243-7788
E-mail mia@peach.ocn.ne.jp
URL http://www4.ocn.ne.jp/~miajapan/index.htm

2010-10-11

PePo登録団体イベントレポート

前橋まつり「前橋だんべえ踊り」に出場
 ―前橋エアロビックサークル


PePo登録団体「前橋エアロビックサークル」のみなさんが、10月10日(日)市中心街の立川町大通りで行われた、前橋まつり恒例の「だんべえ踊り」夜の部に出場されました!
今年の春から、エアロビックを取り入れただんべえ踊りでの前橋まつり出場を目指して練習してきたみなさん。ついに練習の成果を発表する日がやってきました。

チーム名は「前橋エアロビックサークル“はっちゃけだんべえ隊”」。
その名の通り、躍動感あふれる、まさに“はっちゃけた”踊りでした!

みなさん笑顔で、楽しそう!


動きが多くて大変そうな踊りですが、スタミナばっちりのようです。

最後のポーズがまたかっこいいのですが、写真にとれなくて残念。
今後もこの踊りを披露する機会がきっとあるのではと期待しています。
出場したみなさん、お疲れ様でした! (Y)

パネル展自主企画イベントレポート

多種支援ネットワークづくり実施委員会を立ち上げられた6団体のパネル展自主企画「子どもと夢を!」がPePo交流スペースで、前橋祭り初日の10月9日に開催されました。


貧困に苦しむ海外の子供たちへの支援活動。現在までに寄せられた海外紙幣・コインの展示も行い、寄付も受けていました。「SIEN2」さんの活動です。



バルーンアート作りのボランティアさん。子供たちの笑顔が輝いています。



やはりボランティアで毎回参加されている占い師の京極夏子さん。親身になってアドバイスを下さいます。



新しい登録団体「高崎熱血倶楽部ボランティア」さん。献血、臓器提供の広報活動を行っています。



「NPO法人住・環境支援ネット」さんのコーナーで、群馬の誇る富岡製糸場の模型を作る子供たち。同製糸場は世界遺産登録を目指しています。




「群馬県JICAシニアボランティアの会」の笛木さんが、シニアボランティアとしてチュニジアで幼児教育の指導にあたった経験を話されました。「兜」や「ピカチュー」の折り紙が現地の子どもたちのお気に入りだったそうです。



丸い折り紙で遊ぶ子供たち、「NPO法人子どものくらしを守る会」の渡辺さん。たくさんのレパートリーを持っていらして毎回すごい!と関心させられます。


このほか、働くことに悩みを抱えている若者のサポート相談も「NPO法人キャリア倶楽部」さんが担当され、本当に盛りだくさんの楽しいイベントでした。登録団体さんの横の繋がりが出来たことにより、また意味のある市民活動が生まれていることを実感しました。






また、同日、「くらしに役立つ気象のミニ講演会」として、「日本気象予報会北関東支部群馬部会」の小河原さんがPePoミーティングブースでお話されました。近づく巨大地震の発生と備え等のこの話は、多くの人に聴いてほしいと思える話でした。




企画実施された多くの団体のみなさま、お疲れさまでした!
(K、Y)

2010-10-08

「NPOの基礎セミナー」でのご質問に対する回答

平成22年10月3日に開催したNPOの基礎セミナー「NPOってな~に?」においてお寄せいただいた質問の中から、セミナー中に回答できなかったご質問について、回答いたします。

Q: 実動していないNPO法人の理事に報酬を出す意味は?

A: NPO法人における役員報酬とは、労働の対価ではなく、役員という地位や職務に対し支払われるものです。会社の役員報酬と同じく、責任を多く負っている立場に対し支払われるものと思われます。
ただ実際には、役員報酬を出していない法人のほうが、支払っている法人よりも多いようです。
実動している理事に対しては、労働の対価として給与を支払うこともできます。この場合には、給与は法人運営の経費とみなされ、役員報酬とは区別されます。


以下は、当日いただいたご質問への補足回答です。

Q: NPO法人へ寄付する場合、寄付控除はありますか?

A: NPO法人のうち、一定の要件を満たしていると国税庁長官から認められた法人(認定NPO法人)は、税制上の優遇措置を受けられます。この認定NPO法人に寄付した個人は寄付金控除を受けられますが、認定NPO法人以外のNPO法人には該当しません。詳細は下記のURLをご参照ください。

内閣府NPOホームページ>認定特定非営利活動法人制度
https://www.npo-homepage.go.jp/support/nintei.html

2010-10-07

NPOの基礎セミナー「NPOってな~に?」

平成22年10月3日(日)13:30~16:00、PePo交流スペースにて、標記のセミナーを開催しました!
当日は、27名の方にご参加いただきました。前橋市内の方が大半でしたが、桐生、高崎、伊勢崎からお越しくださった方々もいらっしゃいました。

第1部はスタッフの赤石と木村が講師となり、NPOの基礎について講義を行いました。参加者のみなさんはメモをとりつつ真剣に聞いてくださっていました。

第2部は、市内で活動するNPO法人2団体の方に体験談をお話しいただきました。
NPO法人前橋・在宅ケアネットワークの会の山口さんが法人運営で大変なことや、助成金や協賛など資金の話など、実際に携わっている方ならではの実働的なお話をしてくださいました。

NPO法人群馬の食文化研究会の志田さんからは、食文化の継承にかける志田さんの想いが語られ、改めてNPO法人におけるミッション(団体の目的)の大切さを教えられました。

お二方の実感のこもったお話は、参加者の方にも大いに参考になったようです。(Y)

苔玉教室一時中止のお知らせ

PePoからのお知らせです。

PePo登録団体「草の風」がPePo交流スペースにて定期開催している「苔玉教室」(毎月第2木曜開催)は、講師の方のご都合により、年内の開催を中止することとなりました。

近日では10月14日(木)に予定されていましたが、中止となります。ご了承ください。

再開時期は現在未定ですが、新しい情報が入り次第、このブログにてお知らせいたします。