2008-08-26

家蚕座繰り体験と天蚕手繰りトライアル



家蚕座繰り体験


座繰りマイスターの茶谷さんが応援に来てくださいましたぁ^^ 




成功させるポイントは繭の煮方! 煮繭(シャケン)!


押しぶたをして繭を均等に煮ます。

気泡少なめに沸騰させたお湯の中で3分間繭を煮て、

30秒冷ましてからビックリ水。 そして、2分放置後、

タワシで繭糸をかきだし、手繰りを重ね、各々の繭から1本の生糸を出します。

洗濯ばさみで糸を束ねて、繭を取り出し易くセッティング。
  ↑ 写真をクリックした大画像で1本1本の生糸を確認してネ!




座繰り機の歯車など動作する部分には食用油を注し滑らかにします。

鼓車に糸を掛け、小枠に巻きつけ、座繰りのスタート。

今回は、繭30個を1本の絹糸にして座繰りしました。

蛹見えて繭が薄くなるとき、鼓車に引っ掛って糸が切れてしまうことがあります。

糸が切れてしまった時は、坊主結び。  しっかり結んで結び玉、2mmの所を切ります。

今回、小枠にたくさの生糸がとれました。 この生糸で機織りまで実演してみたいなぁ^^
(画像準備中)






続いて、天蚕手繰りトライアル

この繭は、PePoで育てた天蚕の繭です^^

天蚕は、繭の厚みが同じでないので、繭を均等に煮ることができません。

そのため、手繰りしているとツルツルの固いところの表面から糸がでなくなってしまいます。



何度も手で優しく繭糸をかきだしてなんとか生糸を採取。

表面の緑色生糸が内面になると白く変化しています。

白い糸から想像すると、天蚕のラストスパートの糸吐きの疲れや
病気的な原因が考えられそうです。

柔らかくデリケートな天蚕の繭なのでとても手間がかかりました。


講師をしてくださった師匠の茶谷さん、ご指導ありがとうございました。m(__*)m
また、天蚕を提供してくださった都丸さん、家蚕の指導をしてくださった岩崎さんが会場へ
訪れて、貴重な天蚕の手繰りを見てくださいました。(^▽^)
スタッフ一同、座繰りマイスター目指してこれからも精進してゆきマス。^^v

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